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ACM CSCW2015 参加報告 その6

2日目.一般セッション午後の部の報告です.
 
ACM CSCW2015ホームページ
 
<Communities for Individual Behavior Change>のセッション
Snack Buddy: Supporting Healthy Snacking in Low Socioeconomic Status Families
Christopher L. Schaefbauer, University of Colorado Boulder, USA
 
貧しい家庭を対象に,ゲーム形式の健康食(健康的な食べ方)を学ぶアプリケーションを長期間(1か月)使ってもらい,家庭の食に対する傾向が変わるかどうかを調べている.
 
Img_0305
 
インタビューを行っており,ゲーム試用期間とその後に,食に対する行動を変えるような言動を取ったかどうかを調べている.スナックを食べるのをやめるように子供に言ったとかを,定性的に分析する研究である.
 
定性的な分析結果から,食を学ぶアプリケーションの設計指針をまとめている.例えば,
・家族間の競争も必要
・デモグラフィック層に絞ったインタフェース
・家族の行動が見えるインタフェース
などである.
 
きちんと問題となるデモグラフィック層を対象に実験をしているのが素晴らしい.実社会に存在する問題を抱える社会階層にアプローチするというのは,日本のコンピュータサイエンスの研究者には見られない.
 
 
I Would Like to..., I Shouldn’t..., I Wish I...: Exploring behavior-change goals for social networking sites
 Manya Sleeper, Carnegie Mellon University, USA
 
SNSで変えたい自分の行動について尋ねている.数十個の(変化の)ゴールについてリッカート尺度で聞いている.
 
以下がゴールの例と,回答の割合.
Use less 31%
Post more 23%
Use more 15%
Post better 17%
User better 13%
 
変えたい理由は,Contact,Time,Attention,Safety/security/privacy,Self presentation,
less botheringなど.
これらの回答人数をFacebook , Instagram, Twitterで比較している
 
行動変化という視点が面白く,複数のソーシャルメディアを対象に実験しているのが良い.

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