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WISS2011 参加メモ(3日目)

WISS2011(二日目午後)の参加メモです.

WISS2011(第19回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ)に参加してきましたので,参加メモを公開します.
http://www.wiss.org/WISS2011/

私の感想も書いておりますが,あくまで個人的な意見ですので,ご了承ください.また,発表内容の要約は私の理解した範囲内での記述ですので,ご了承ください.

3日目 デモ
B07:形状・軟らかさが可変なディスプレイ: 佐藤 俊樹,的場 やすし,高橋 宣裕,小池 英樹 (電通大)
ビーズ?を下に敷き詰め,その上から布をかぶせて,ユーザがそれを押したり集めたりすることで,3次元の形状を作り,そこに絵を書くことができるシステム.KINECTを使い三次元形状を取得している.

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B08:WrinkleSurface?: しわを作って入力できる柔らかいマルチタッチインタフェース: 坂本 侑一郎,吉川 拓人,大江 龍人,志築 文太郎 (筑波大),福本 雅朗 (NTT ドコモ),田中 二郎 (筑波大)
登壇発表でもあったシステム.しわを作ってというのが面白い.思ったよりしわを作るのに力がいった.

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B13:絵楽器の設計段階におけるプロトタイピング支援システムの設計と実装:竹川 佳成(神戸大),福司 謙一郎(東工大),Machover Tod(MIT Media Lab.),寺田 努,塚本 昌彦 (神戸大)
絵楽器.絵楽器なので,絵を書いてそれを楽器にするのだが,導電性のある物質(花や水など)ならなんでも楽器になるのがよく分かった.実際の者を触って音を出してみると感動する.

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B16:学習機能をもったアイコン整理システム: 大河原 昭,坂本 大介 (東大/JST),五十嵐 健夫 (東大)
人間がいくつかのファイルからクラスタを作っておく.新しいファイルがあれば,テキスト情報のベクトル空間モデルにより,近いクラスタに割り当ててくれる.その分類が間違っていれば,ドラッグアンドドロップで違うクラスタに修正することができる.
もう一つは,デスクトップへの並べ替えを学習してくれるものもあった.これは,例示プログラミングの考え方を用いており,例えば3回縦方向にアイコンを並べたら,さらに下方向に並べるであろうとか,???1.txt,???2,.txtのようなファイルを並べていれば,同じように???[1-9].txtを続けて並べることを推薦してくれる.
学習と人間によるフィードバックをうまく組み合わせた研究と言える.

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B18:スイッチバックカーソル:重なりあったウィンドウ間を移動可能なマウスカーソ ル操作手法: 山中 祥太 (明治大),宮下 芳明 (明治大/JST)
実際に使ってみると思ったのだが,これを違和感なく使うには,ウィンドの重なりに三次元方向への奥行きがあることを意識しておく必要がある.そのためには,Windowsの[Windows]ボタン(だったかな?)を押した時に出る三次元のウィンドウ表現のような奥行き方向の可視化が必要であると思った.

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B19:人物の共起性を配置に反映した大量個人写真ブラウザ: 安田 理紗,五味 愛,伊藤 貴之 (お茶大)
Google Picassaによる顔認識を応用した,写真のクラスタリングとブラウジングシステム.同じ顔による探索などができる.

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B21:TubTouch?: 湯水の影響や自由形状への適用を考慮した浴槽タッチUI環境: 榊原 吉伸,平井 重行 (京産大)
浴槽に液晶プロジェクタでタッチボタンを投影.浴槽の光の拡散により,アンビエントなボタンが表示されるのが面白い.タッチしたことは,浴槽の裏につけたセンサーで感知している.

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B24:片手用キーボードを用いた高速な文字入力手法: 片山 拓也,村尾 和哉 (神戸大),寺田 努 (神戸大/JST),塚本 昌彦 (神戸大)

この研究は,全てのデモ発表の中で,最も面白いと思った研究である.キーボードの半分だけを用いて,両手でキーボードを打つことにより,取得できなかった片手分の文字がなくとも,TRY木による予測を用いて,入力単語を予測するシステム.打たなかった打鍵間隔を用いることにより,打たなかった文字が何文字あるかを予測し提示する.予測入力として文字入力をサポートしている点が面白い.

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B25:MusiCube: 特徴量空間における対話型進化計算を用いた楽曲提示インタフェース: 斉藤優理,伊藤貴之(お茶大)

MIDIデータを対象に,音楽特徴に基づき,音楽データの探索ができるシステム.対話型遺伝的アルゴリズムを用いて,ユーザに視聴・評価付けしてもらうのに良い音楽データを学習している.この際,音楽データに対して主成分分析を行い,次元削減を行っている.2次元画面上で,ユーザが任意に軸を指定することで,好き/嫌いの分布を見つつつ,音楽データの探索ができるようになっている.

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