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ACM RecSys2010 勉強会のノート(セッション9)

国際会議ACM Recommender Systems 2010 (RecSys 2010)の勉強会のノートです.論文紹介は,論文タイトル下の発表者がされ,下記は私が書いたノートです.今回でこの勉強会シリーズも終了です.紹介するのは,「Friends and lovers」のセッションです.みなさん,友達・恋人の関係には興味があるのでしょうか.4件中すべての論文が紹介されました.注目すべきは,9-3の論文でしょう.Twitterでの友人推薦です.ユーザのfolloweesのツイートでプロファイリングした場合と,followersのツイートでプロファイリングを比較しているのは価値があるでしょう.

Session 9: Friends and lovers
9-1 Transitive Node Similarity for Link Prediction in Social Networks with Positive and Negative Links
  高岡幸一(甲南大)
ソーシャルネットワーク
キーワードを入れてからそのキーワードに関連するユーザを推薦

経路の長さ
ノードとその経路のとの間の類似度
ポジティブ・ネガティブな関係(ポジティブは友達関係・ネガティブは敵関係)

基本ノード類似度,v1とv4の関係をみるのに,経路にあるv1とv2及び,v2とv4の類似度を計算している.

拡張ノード類似度を用いて推薦

9-2
友人推薦
個人プロファイル:電話帳
SM(ショートメッセージ)の余剰スペースに電話帳(スケッチ)を埋め込む
ユーザA, Bの間に友人関係がなくても,AとBと関係のあるCがA-Bの関係性が強いと考えれば,AにBを推薦

Jaccard係数を使ってリンク予測(共通の友人が多いほど友人になりやすい)

スケッチの直接交換は安全ではない.スケッチは暗号化.暗号化した情報同士を足し算することができる.なので,Jaccard係数を算出可能.

9-3 Recommending Twitter Users to Follow Using Content and Collaborative Filtering Approaches
  田村航弥(同志社大)
Twitterにおいてユーザにフォローすべきユーザを推薦
コンテンツベースと協調フィルタリングからユーザにフォローすべきユーザを推薦
 ユーザが与えたクエリによって,それに関連するユーザをランキング

ユーザのプロファイリング
(CBF)
 ターゲットユーザの直近の100ツイート
 ターゲットユーザのfollowers followeesの直近の100ツイート
(CF)
 ターゲットユーザのfollowers followees

CBF
ユーザ自身のツイートでプロファイリング
ユーザのfolloweesのツイートでプロファイリング
ユーザのfollowersのツイートでプロファイリング
上記の組み合わせ

CF
ユーザのfolloweesでプロファイル
ユーザのfollowersでプロファイル
上記の両方

オフライン
筆者の周りのユーザからリンクをたどって1000ユーザをテストセット
オンライン
30名の被験者に対して,推薦したユーザを実際にフォローしたいかどうか

FolloweesとFollowersには差がなかった.

9-4 RECON: A Reciprocal Recommender for Online‐Dating
  小林加織里(兵庫県立大)
互いに意気投合しそうな人間を推薦する
出会い系サイトをドメインにしている

出会い系サイトでの履歴からユーザ嗜好を取得
 自分からコンタクトを取った相手の特性
 自分がコンタクトに応じた相手の特性
ユーザ間の相性スコアを計算
自分の嗜好と相手の特性との一致度合い
最後に推薦

特性:性別,年齢,体型
自分が取った相手の特性を記録

xから見たyとの相性
yから見たxとの相性
を求め,相互スコアを上記の調和平均を取る.
これで推薦.

この研究でおもしろいのは,互いからの推薦スコアの調和平均を取ってそれをスコアにしていることか?調和平均をとることによって相互のスコアに差があるものはスコアを下げる工夫をしているのであろう.
ただ,技術的には,それだけ?という気もする.

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ACM RecSys2010 勉強会ノート目次

http://e-biz.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/acm-recsys201-1.html

ACM RecSys2010 勉強会 公式HP
http://qwik.jp/recsys-study/

ACM RecSys2010 公式HP
http://recsys.acm.org/2010/

 


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